映画「サトラレ」の感想

町中の人たちは、里見健一が祖母思いの優しい医師だという事を知ってるので、彼に診療費してもらおうと列をなすのでした。

この映画で「キッズリターン」で不良高校生がボクサーになりまた落ちぶれてしまう役で主演した安藤政信のまた違った優しさの演技が心を動かしました。

鈴木京香のエリート女医小松洋子役もはまっていたと思います。

「サトラレ」の監視役のはずが好意を持たれて戸惑いながらも最後は里見健一の優しさを認めているところも良い演技でした。

八千草薫の祖母里見キヨ役も温かみに溢れて優しい気持ちにさせてくれました。

孫が「サトラレ」であっても本当に普通に育てている普遍性がいい味を出していたと思います。
穏やかで芯のある演技は素晴らしかったです。

特能保全委員会の監視役、小木茂光も無口な任務に徹する役柄だが、一瞬だけ少し人間らしい素振りを見せてくれたところも良かったです。

同じ病院に勤務する上司役の寺尾聡も、無関心を装いながらも実は良き心の持ち主な役と皆いい人ばかりが出てくる暖かい映画でした。

他の脇役にも看護師役の深浦加奈子、病院の料理担当の高松英郎の頑固そうでコミカルな雰囲気も良かったです。

最初に里見健一がに好意を持たれる看護師役の内山理名の戸惑いを隠せない困った演技も良いと思いました。

「特能保全委員会」のトップ役、小野武彦の里見健一の行動に右往左往させられて困惑させられる演技もコミカルで面白かったです。

最後には里見健一を認めるところも良かったです。

制作は「ROBOT」

邦画の味のあるいい映画を数多く配給してくれる会社です。

「ROBOT」配給の好きな邦画は結構あります。

ここの制作である事も面白さを増していると思います。
監督は「踊る大捜査線」の本広克行演出も流石だと思います。

臨場感溢れる飛行機事故の場面は本当に惨劇が起きたような感覚でした。

山ごもりしていた隠れて生活する、もう一人の「サトラレ」のそこまでの生い立ちから苦労の現在の生活と回想シーン
、小松洋子と出会い欲情する描写も生々しく臨場感が凄くありました。

それとは逆の里見健一に対する患者の不満や対応、前文でも書いた里見健一と小松洋子のデートシーンをドタバタ喜劇の感じでユーモアを醸し出してくれました。

このシーン、シーンでの落差も映画に面白味を増してくれたエッセンスだと思います。

原作が漫画だと聞いたのですが、オリジナリティ溢れたいい映画に仕上がっていると思います。

オダギリジョー主演でテレビドラマ化されたとも聞いていますが、このストーリーをどう脚色する事が出来たのか?
拝見していないで何とも言えませんが。

映画のこの作品は本当に秀逸で映像も美しく、しかも心を大きく動かされた間違いなく涙が溢れる作品だと言い切れます。

制作、監督、ストーリー、キャスト、映像、そしてエンディングで流れる音楽もまた心を揺さぶられました。

邦画で久々に涙を流した私一押しの優しい気持ちを沸こさせてくれる秀作です。

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